eコマースの成功を支える優れた物流の仕組み
世界でも有数のインターネット普及国家となった日本。その速度と安さはインターネットの生まれ故郷とも言えるアメリカをも凌ぎ、かつてのようにスムーズなネットサーフィンやオンライン取引を実現するためにテキストを中心に作成するような努力はもはや不要で、ふんだんに画像や動画を盛り込んだサイトを作り上げる事が可能になった。しかし、表示がストレス無く瞬時に表示されるからと言ってそれだけで消費者が満足するほどeコマースの仕組みは甘くない。もはや日常生活で必要なものは、コンビニへ行けばほとんどの商品が24時間中いつでも買える時代になり、そのコンビニですら以前は“安くて便利”というだけの印象が強かったコンビニの食料品だが、最近では「こだわりの米を手で握ったおにぎり」や「手作りデザート」など、グ ルメ志向な人たちや女性にも支持される商品が多数揃えられており、まさに先進的で大規模な食品販売チェーンといっても過言ではなく、そんな時代にeコマースで成功させるためには、物流についても十分考慮しなければならないだろう。
かつては書籍のオンラインショップとして創業したアマゾンも今や取り扱い品目が500万点を優に越え、書籍だけでなくDVDやおもちゃ、エレクトロニクス、ソフトウェアなど様々な物品を扱っており、世界最大の規模を誇るオンライン企業を支えてきたのは極めて正確で短時間に届けることが可能な、物流の仕組みが整えられてきたことも忘れてはならない。
eコマースの強みは店舗や取引先に直接で向かなくても商品の売買が可能な「距離を克服する事」にあると言えよう。従って、eコマースで成功するためには今や歩いて5分で殆どの物が手に入るコンビニよりも便利に買い物ができなくてはならず、そこで求められる差別化要因は主に「取り扱い品目数」であったり「購買手続き」が挙げられるだろう。(もっとも、昨今のコンビニはSuicaをはじめとするICカード決済等も可能となっており、かつて無いほど便利な購買手続きとなっている為、オンライン販売においてもこれまたアマゾン発、ワンクリックショッピング機能が当然の如く、求められるであろうが・・・)
しかし、これだけではまだまだ足りない。というのも当然のことだが商品というのは顧客の手元に届いて初めて取引が終了する物であり、いかに購入までのプロセスが簡単であっても肝心の商品が届くまでに時間が掛かってしまうのでは、せっかくの努力も水泡に帰してしまう。従って、eコマースを成功させるためには絶え間なく流れるオンラインデータと同様に実際の物質についても絶え間なく流れるよう、物流の仕組みについても十分に検討する必要がある。アマゾンは日本に上陸する際、日本通運と提携し、その物流を補ったと言われているが、今や新鮮な卵が手にはいるのはセブンイレブンであるとまで言わしめる巨大物流を目の前に、自社はeコマースを展開するときにどのような物流網を活用しているのか。
来る年末商戦ではクリスマスやお正月など、指定された日時に指定された場所へ確信を持って届けられる物流を確保できているか、改めて考え直してみてはいかがだろうか。
Popularity: 24% [?]